【冷やし屋さん】新生キヤリア(CARR)

こんにちは。
いも次郎です。

今回紹介するのはキヤリア(Carrier Global Corp, CARR)です。

いも次郎は最初「人材派遣会社かな?」と思ったのですが、そうではないようです。

早速見ていきましょう。

   Table of Contents

企業概要

キヤリアはエアコンなどの空調設備や冷蔵庫などを製造・販売するメーカーです。

「キヤリア」はは「経歴」の意味でもなければ「運送業」の意味でもありません。

「キャリアさん」つまり、人名から来ているんです。

このキャリアさんはエアコンの生みの親です。

キャリアさんは1915年に考案したエアコンを製造・販売する会社を設立しました。

この会社はのちに家庭用エアコンを開発し、アメリカ南部の気温が高い土地(いわゆるサンベルト)への移住を促進するほど、社会に大きな影響を与えました。

1979年には巨大複合企業(コングリマリット企業、要するに色々する会社)であるユナイテッド・テクノロジーズにに買収されましたが、事業再編のため2020年に独立しました。

ですので、正直今回はデータが少ないです。。。

冷蔵庫は正直日本やほかの国の家電メーカーにシェアを奪われてしまいましたが、現在でも空調設備においては世界有数のシェアを誇っているようです。

日本へななんと1930年に日本へ進出しており、霞が関ビルや皇居などでもキヤリアの空調設備が使われていたそうです。

1999年に東芝との合弁会社である東芝キヤリア株式会社(もちろん東芝の人材系会社ではありません)を設立し、現在でも東芝のエアコンなどを製造しています。

そんなキヤリアですが、データはどんな感じになっているんでしょうか。

データ分析

さて、まずは損益計算書を見ていきます。

損益計算書(単位:ドル)

製造業なので、原価はやはり高めですね。

それでも純利益は毎年(3年しかデータがありませんが)しっかり出しています。

まぁそこまで特筆すべき点はなさそうですね。

普通に稼いでいるという印象です。

売上高推移(ドル)

売上高の推移は、平らですね。

まぁ、データが少ないんで何とも言えませんが、安定して稼げているんじゃないでしょうか。

データが少ないので、四半期のデータも持ってきました。

コロナ禍の影響を一時的に受けているものの、限定的という感じですね。

もちろんコロナ禍の影響が長引き、景気が後退するようなことがあれば世の中の流れとして設備投資も控えるといこともあり得ますから、若干の低空飛行が続く可能性もあります。

しかしながら、今や空調設備は生活必需装置ですから、ガクンと落ち込むということはないと思います。

実際、2020年6月の売上高・各利益は低空飛行ではあるものの上向いていますし、僕はイベントリスクに対する戻りは早い銘柄かなぁと思います。

営業利益率(%)

営業利益率ですが、10%をとりあえずは上回っていますし、動きも少ないので、安定印を付けてもいいかなぁと思います(データが少ないためそこまで説得力はありませんが。。。)

EPS(ドル/株)

一株当たりの純利益を表すEPSも一応載せておきます。

つまらないデータばかりで申し訳ないです、、、

株主還元

続いては株主還元について見ていきましょう、っと言いたいところですが、今年独立したばかりなのでデータはありません。

一応配当はあるようですが、来年以降にどんな推移になるかですね。

独立したばかりなので、こちらもあまりデータはないのですが、株価の推移も載せておきます。

コロナ禍のどん底からのスタートなので、まぁ上昇しっぱなしって感じです。

まぁ四半期決算で売上・利益ともに上昇傾向になりましたので、市場もこの銘柄は回復が早いと見たのでしょうか。

貸借対照表(単位:ドル)

次に貸借対照表を見ていきましょう。

ごめんなさい、これもデータがありません。。。

とりあえず2年分で評価しますが、まずは負債が少ないのは評価できますし、流動資産と流動負債の差もそこそこありますので、財務的には強そうです。

固定資産多めですが、製造業なので全くもって健全かなぁと思います。

自己資本比率(%)

データがさみしい限りですが、自己資本比率は高めですので、財務的にはパワフルな会社と言っていいと思います。

ROE(%)

自己資本からどれだけ利益をあげられているか、つまり効率性の指標であるROEですが、こちらも10%以上をキープしています。

アメリカ企業の中で考えると平均的なレベルだと思います。(日本だと10%を超えた時点でそこそこ優秀です)

キャッシュフロー(単位:ドル)

最後にキャッシュフローも見ていきましょう。

こちらもデータが少なくてすみません。。。

営業キャッシュフローは安定していますね。

その分財務キャッシュフローが結構大きいですね。

まぁ現金の動きは激しくありませんし、安定しているのかなぁという印象ですね。

今後独立したのでどのような動きを見せるか注目です。

結論

データから5点満点で下記の4項目を評価します。

利益安定性 (ストレスフリー度) 7 / 10 点
財務健全性 (ストレスフリー度)7 / 10 点
株主還元性 (わくわく度)4 / 10 点
成長性 (わくわく度)5 / 10 点
あくまで主観なので、最終的にはご自身で評価してください

ごめんなさい、データが少ないのでなかなか評価しづらかったです。。。


利益安定性は、動きがまとまっていましたし、コロナ禍に強そうなところも見せてくれたので、そこそこ高めの7点を付けました。


財務健全性も、自己資本比率の高さ、流動資産と流動負債の差を踏まえて、そこそこ財務的にも安定しているかなぁというところで、7点を付けました。

株主還元性は、利率は低そうですがとりあえず配当も出しているようですし、株価も上り調子なので、ひとまず4点を付けました。

最後に成長性ですが、すでに成熟産業ですし、ここから思春期のような成長を見せるのは難しいと思いますが、独立してどこまで暴れるのか分かりませんから、期待を込めて5点を付けました。

すみません、今回データが少なかったので、S&P500の分析を一巡したらまた分析しなおします。。。

また、まだまだ初心者で勉強不足のいも次郎の甘々分析ですので、評価を鵜呑みにせず「こういう考え方もあるんだ」ぐらいにとどめておいてくださいね。


なお、本銘柄の売買を推奨するものではありません。
読者の本ブログの情報を基にして行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
売買はあくまでご自身で判断し、自己責任でお願いいたします。


That’s all !!

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