【飲料・食品】安定中の安定のペプシコ(PEP)

こんにちは。

いも次郎です

娘のいも子でしゅ


今回紹介するのはペプシコ(PepsiCo Inc, PEP)です。

収益性
(ストレスフリー度)
17 / 20 点
安全性
(ストレスフリー度)
8 / 20 点
効率性
(ストレスフリー&わくわく度)
14 / 20 点
成長性
(わくわく度)
10 / 20 点
株主還元性
(わくわく度)
15 / 20 点
あくまで主観なので、最終的にはご自身で評価してください


こんな人におすすめ!

  • ド安定の銘柄を探している人
  • キャピタルゲインもインカムゲインもどちらも欲しい人
  • 相場に合わせて売り買いするのが苦手な人


こんな人におすすめしません!

  • 高成長銘柄に投資したい人
  • 値動きの激しい銘柄に投資したい人
  • コカ・コーラ派の人


   Table of Contents

企業概要

ペプシコはアメリカの食品・スナック・飲料メーカーです。

主力製品は日本でのおなじみのペプシコーラです。

そのほかにも様々な製品を製造しています。

主な製品は次の通りです。

  • ペプシ(コーラ)
  • ダイエットペプシ(コーラ)
  • マウンテン・ビュー(炭酸飲料)
  • ゲータレード(スポーツドリンク)
  • トロピカーナ(果汁ジュース)
  • 7アップ(清涼飲料)
  • レイズ(ポテトチップス)
  • ドリトス(トルティーヤチップス)
  • クェーカーフーズ(シリアルやスナック)

これらは6の事業部に分かれて製造・販売しています。

  • ペプシコビバレッジ北米事業部
    北米で飲料を製造・販売。(全売上高の30%以上)
  • フリト・レイ北米事業部
    北米でスナック食品を製造・販売。(全売上高の25%以上)
  • ヨーロッパ事業部
    (全売上高の17%程度)
  • ラテンアメリカ事業部
    (全売上高の10%程度)
  • アジア太平洋・オセアニア・中国事業部
    (全売上高の6%程度)
  • アフリカ・中東・南アジア事業部
    (全売上高の5%程度)
  • クェーカーフーズ北米事業部
    北米でクェーカーフーズを製造・販売。(全売上高の4%程度)


飲料・食料品のコングロマリットといったところでしょうか。

安定の飲食メーカーと安定のコングロマリットの合わせ技ね。


売上高においては世界最大規模の飲食料メーカーです。

競合としては、当然コカ・コーラは挙げられますが、シリアル系ではケロッグなども挙げられます。

そんなペプシコですが、さっそくデータを見ていきましょう。


データ分析

収益性・安全性・効率性・成長性・株主還元性の5つを指標を用いて評価していきます。

さて、まずは収益性から見ていきましょう。

収益性

売上高推移

売上高は極めて安定しています。


予想通りですがさすがですね。

これで利益率も安定していたら収益性は問題なしね。


粗利率・営業利益率

粗利率も営業利益率もほぼほぼ横ばいです。


安定感が半端ないですね。

さすがは飲食料って感じね。


EPS推移

一株当たりの純利益を表すEPSの推移ですが、2018年に一時的に爆増していますが、顕著な増減はこの年ぐらいで、他は非常に安定しています。


凄まじい安定感ですね。

飲料・食品は本当に安定ね。面白味はあまりないけど笑


四半期データ

コロナ禍の影響を見るために四半期データも見てみましょう。

コロナ禍発生直後の2020年3月は世界中でロックダウンがあった影響でしょうか、売上高は減っています。

その後は順調に回復しています。


まぁ予想通りのコロナ禍耐性の高さですね。

そうね、全く問題なしね。


営業キャッシュフロー推移

営業活動によるお金の出入りを示す営業キャッシュフローの推移ですが、こちらも安定しています。


なんだかくどい位の安定感ですね。

しばらく寝てても大丈夫ね。


採点

全体的に安定性が抜群で、コロナ禍耐性もやはり高いので、高得点の17点です。


財務安全性

次に財務安全性を評価していきます。

流動比率

流動資産÷流動負債で求められ、短期的な安全性指標である流動比率ですが、高ければ高いほど安全性が高いと評価され、一般的に100%を下回っていれば問題ありと評価されます。

100%以上で推移する年が多いですが、2018年以降は100%を下回っています。


ちょっと微妙ですね。100%以上に早く戻してほしいです。

まぁ収益性が安定しているから、すぐに経営がヤバくなるということはないと思うけどね。


当座比率

流動資産の中でもより現金化しやすい当座資産を流動負債で割った当座比率ですが、こちらも短期的な安全性を示し、高ければ高いほどよく、一般的に70%以下であれば問題ありと評価されます。

多くの年では70%以上で推移していますが、2019年は66%と基準を下回っています。


この傾向は早く脱出したいですね。

脱出するまでは辛口評価にならざるを得ないわね。


固定比率

 固定資産を自己資本で割った固定比率ですが、こちらは長期的な安定性の評価に用いられ、低ければ低いほどよく、100%下回れば安全と評価されます。

ここ10年で100%を下回ることはありませんでした。


世界中に製造拠点がある製造業ですから、まぁ仕方ないですね。

ただ、やや上昇傾向になっているのが気になるわね。


自己資本比率

こちらも長期安全性を評価する自己資本比率で、少なくとも30%以上は欲しく、70%以上あれば十分安全であると評価できます。

30%を下回ることが多く、さらにやや下落傾向です。


ちょっと低い気がしますね。

収益性の高さに若干甘えている気がするわね。


フリーキャッシュフロー推移

営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの合計から算出され、資金繰りから安全性を評価するフリーキャッシュフローの推移です。

ここ10年ではプラスで推移しています。


フリーキャッシュフローからは財務的には健全なように見えますね。

今更投資にお金使って拡大って感じじゃあないもんね。


採点

比率分析からは長期・短期の安全性ともにあまり評価ができないですが、フリーキャッシュフローは毎年プラスで推移していますので、最低評価ではありませんが、辛口の8点です。


効率性

次に効率性を見ていきます。

ROE

自己資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示すROEですが、アメリカ平均は16%前後だと言われています。

おおむね平均を大きく上回っています。


自己資本比率が低いため、かなり高水準ですね。

効率的とは言えそうね。


総資本回転率

売上高を総資産で割って算出され、総資産からどれだけ効率的に売上を生み出したかを表す総資本回転率ですが、業種にはよりますが、1.0以上あれば評価できるようです。

2011年以降は1.0を上回っていることはありませんでした。


決して低くはありませんので、そこそこ効率的かなぁという感じです。

やや減少傾向なのは少し気になるわね。


採点

ROEは高く、総資本回転率も問題ありませんので、高評価の14点です。


成長性

次に成長性を見ていきます。

売上高増加率

0%前後をウロウロしています。


衰退はしていませんが、成長もほとんどしていないですね。

さすがは食品・飲料ね。
面白味がないわね。


ただ、飲料・食品産業の5年売上高成長率が+4.5%程度だったようですが、ペプシコは+2.2%ほどだったので、産業の中では低成長のようです。

営業利益増加率

営業利益増加率も0%前後をウロウロしています。


こちらもド安定ですね。

成長性はほぼないわね。


EPS増加率

EPS増加率も他の増加率と変わらず0%前後をウロウロしています。


はい、ゼロ成長の安定飛行です。

飲料・食品だもの、急成長なんて望んじゃ駄目よ。


ただ、飲料・食品産業の5年EPS成長率が-3%程度だったようですが、ペプシコは+6.8%ほどありましたので、産業の中では高成長のようです。

採点

成長もせず、衰退もせずという飲料・食品メーカーの特徴がよく表れています。

よってど真ん中の10点です。


株主還元性

続いては株主還元について見ていきましょう。

一株当たりの配当金と配当利回り

まずは一株当たりの配当金(ドル)と配当利回り(%)です。

増配が続いており、配当利回りもそこそこの水準で推移しています。


配当に関しては理想的な感じですね。

投資家としては、ペプシコはゼロ成長だから、配当での還元はどうしても重視してしまうわね。


配当性向

生み出した利益の中からどれだけ配当にお金を回しているかを表す配当性向(%)は、バランスが大事で、高すぎても無理して配当を出しているという評価になり、低すぎても、配当を軽視しているという評価になります。


いも次郎の感覚的にはやや高いかなぁという感じですね。

ただ安定収益なので、配当性向が高くなりすぎて、減配というリスクは低いとは思うけどね。


株価

株価の推移は緩やかながら上昇を続けています。

配当だけかと思いきや、株価も上昇していますね。

長期ホールドで寝てても良さそうね。


PER

2021年2月23日時点でのPER(割安度合いの指標。低ければ低いほど割安で、アメリカ平均は25倍台)は25倍なので、ド平均です。

飲料・食品産業の平均は29倍ほどのようですので、それと比較するとやや割安です。


ベータ値

株式市場全体との相関関係を示すベータ値ですが、ペプシコは0.59です。

ベータ値は1だと市場全体と同じ動きをし、1以上だと市場が上昇相場では株価を市場平均より大きく上げ、下落相場だと逆に市場平均より下がる傾向にあると評価されます。

0だと市場には関係なく株価が動き、マイナスだと市場全体とは逆の動きを見せるということになります。

ペプシコは0.59ですので、上昇相場の時は物足りないかもしれませんが、下落相場や増減が激しい時はいいかもしれません。


採点

そこそこ配当利回りが高く、株価も上昇が続いていますので、高評価の15点です。


総評

安全性にはやや難がありましたが、収益性はかなり安定しているので、安全性をカバーできているという感じですね。

株価も配当もそこそこいいので、寝ながらホールド銘柄にはいいと思います。


ただ、まだまだ初心者で勉強不足のいも次郎の甘々分析です。

評価を鵜呑みにせず「こういう考え方もあるんだ」ぐらいにとどめておいてくださいね。


なお、本銘柄の売買を推奨するものではありません。
読者の本ブログの情報を基にして行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
売買はあくまでご自身で判断し、自己責任でお願いいたします。


That’s all !!


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